有料老人ホームは、入居者が生活する空間として24時間常に稼働しており、ホームヘルパー・看護師・調理スタッフ・送迎スタッフ(デイサービスが併設されている場合)等が働いています。介護の仕事は、やりがいを感じる事が多い職場と言えますが、その中でも入居者から感謝の言葉を伝えられる事や、笑顔になってもらえる事が最大の介護の魅力となっていて、介護スタッフが介助をする事で入居者の生活の質(QOL)がアップする事もやりがいにつながるでしょう。生活の質向上の代表的なシーンとしては、排泄介助の際に介護用おむつからポータブルトイレを使った自力排泄になる事や、刻み食から通常食への切り替えが挙げられます。
入居者から感謝の言葉を伝えてもらうためには、介護スタッフとしての心構えをしっかり持ち、真剣に仕事に取り組む必要があるので、入居者がどうしたら快適に暮らせていけるかをスタッフ全員で模索していかなければなりません。介護技術の研修・シンポジウム・地域の会合(行政・医療・福祉等)に参加する・スタッフ同士の意思疎通を図って事故防止につなげる事が大切で、おもてなし精神を培うための接遇講座も積極的に取り入れていきましょう。仕事の質を高めるには、入居者個人に寄り添ったきめの細かいサービスを提供する事・何を欲しているかに気付く事も大切ですので、入居者の表情をしっかり観察することが大切です。やりがいを持って働くためにも、ここで紹介したものをはじめとする有料老人ホームで働く上での心構えを把握し、持っておくことが大切です。